お知らせ
2025-06-24 09:32:00
夏を元気にのりきる水分補給のコツ
今年もすでに暑い日が続いていますが、いかがお過ごしですか。熱中症予防のためにも十分な水分補給をおすすめいたします。
体温は、発汗と体表面への血液の移動によってコントロールされており、体液が重要な役割を果たしています。しかし、飲みすぎは水中毒という危険な状態につながるおそれがあるため、飲む量には注意が必要です。ご自身のおおよその必要水分量を知っておくことが大切なのです。
では、必要水分量はどのように求めることができるでしょうか。
ヒトが生きていくために必要な水分量を基礎必要水分量といいます。「4-2-1ルール」という計算法を用いて、体重から算出することができます。
①体重の初めの10kg×4
②体重の次の10kg×2
③残りの体重×1
①+②+③=1時間あたりの基礎必要水分量
体重60kgの場合には
①10×4=40
②10×2=20
③残りは60-10-10=40なので、40×1=40
①+②+③=100mL→24時間に変換すると1日2400mLが基礎必要水分量となります。
体重15kgの子どもの場合には
①10×4=40
②5×2=10
③残りはないのでゼロ
①+②+③=50mL→24時間に変換すると1日1200mLが基礎必要水分量となります。
水分は食事からも摂取できるため、求めた水分量の半分を飲水から摂取するようにしましょう。このとき、飲みやすい適温の水やお茶をこまめにとることがポイントです。 スポーツドリンクは、エネルギー補給を主な目的としており、糖分が多く含まれているため、日常生活の水分補給には適しません。運動後などたくさん汗をかいたときはスポーツドリンクを飲むようにしてください。
皆さんもご自身に必要な水分量を理解し、適切な水分補給を心がけましょう。